2009年10月24日

秋田の秋といえば?

紅葉もきれいに染まり、もうすっかり秋ですね。
秋田に来て半年。
春、夏もとても過ごしやすかったのですが、秋になってまた改めて秋田の快適さに感心しています。本当にきれいな自然に恵まれていますね。

と言いながら、話は急に変わりますが、
私が勤めている男女共同参画・交流推進課では国際教養大学(AIU)と協定を結んで大仙市内の小中学校、幼稚園や保育園の子供たちとAIUの留学生たちとの交流を支援しています。子供たちが異文化に触れることにより違う文化へ興味を持ってもらうという目的もあり、留学生たちにとっては地元の子供たちと触れながら「素の日本」を体験してもらうという目的もある、とても有意義な国際交流を実践しているのです。
話だけだとピンと来ない方は大仙市HPにいろいる交流の様子があるのでこれをみていただければわかると思います。

それで、私もその事業にちょくちょく参加・見学しているのですが、
こないだは「南外西小学校」のなべっこ行事に行ってきました!
留学生たちはもちろん私も初めてのなべっこだったのですが、
1回だけだったのになぜか「秋=なべっこ」
という公式が立てられました(・-・
日本の中でも秋田独特の文化だそうですが、これはぜひ広げるべき!!

天気もちょうどよくて秋晴れでした。

















ナベで~す^^





















1年生から6年生まで違う学年が同じグループになり、
協力して作るのも面白かったです。
6年生のお兄さんが火を起こしています。
煙い中、がんばっています!

















何でも入れて~入れて~
この大雑把な作り方、気に入りました!
そうです、料理は計るもんじゃないです!

















できたらみんなで美味しく召し上がり~(^∇^)
みんなで作ってみんなで食べるからこそもっと美味しいですね。

















続いてはうどん!!!

















そして焼き芋!!!

















この完璧な流れはもう至福ですね(*´∇`*)
また秋田のもてなしにお腹いっぱいになるまで
食べて食べて食べました。
留学生たちも秋田の情のこもった美味しい料理に頬張って
子供たちの純粋さ、いとおしさに完全に心を奪われ、
大満足でした。
なべっこさいっこー!!!\(^▽^)/



2009年10月14日

将来の夢

いきなりですが、私の将来の夢は「花火鑑賞士」になることです!!
大仙に来てあれこれ花火を7回ぐらい観ていますが、もう花火に魅了されて目が「八重芯変化菊光露」になっています。特に「大曲全国花火競技大会」を観たときはもう言葉で表現できない感動を受けました。
それで、「花火師になるっ!」んじゃなくて(^^;)
「花火観賞士になりたいっ!」と思い、先週の土曜日(10日)に「花火観賞士」の試験を受けてきました。






















ということは… そうです!「将来」というのは来月の話です。
めっちゃ近い「将来」の夢ですね。(;^_^)ゞ

ここで「花火観賞士って何者?何の試験?」
と思う方のためにちょっと紹介しますと、

「花火を知的に、かつ、楽しく鑑賞するための技術向上を図ることにより、もって市民レベルでの花火の普及に資する事」を目的とする試験で年に1回「大曲花火倶楽部」が開催している試験です。

特に国家資格ではないですので、何者でもなく、ただ「花火が大好き!」という事の認定です。(^‐^)

















10日は全国各地から花火を愛する約100名の方が大曲にいらっしゃって一緒に花火について講習を聞き、試験を受けました。試験はちょっと難しかったですけど、講義はとても面白かったです!
いつもはただ花火を観て「きれ~い!!」って思うだけだったんですけど、奥深い花火の世界がわかってとても楽しい時間でした。



















私の受験番号はいちばん最後で101番でした~
結果がわかるのは11月7日だそうで、すごくドキドキしながら待っています。
どうか私の夢が叶うように!!(。'-')。



2009年10月5日

満月を見ましたか?

 10月3日はこないだ紹介したように韓国の建国記念日だったのですが、今年は추석(秋夕、チュソク)でもありました。
 추석(チュソク)とは、旧暦の8月15日のことで、親戚一同が集まって先祖の墓参りをしたり、秋の収穫に感謝をする習わしであります。

 昔から一年で月が最も明るく輝く旧暦の8月15日には盛大なお祭りが行われていてこの時期に추석(チュソク)の風習が形成され、次第と祝祭になり今に伝わってきたそうです。今は毎年旧暦の8月15日とその前後の1日ずつで3日が祝日となっています。
 お正月もそうなんですけど、韓国では農耕時代からの行事や風習は旧暦で行うため、陽暦のカレンダーでは毎年日が変わります。

 それで、今年の場合は旧暦の8月15日が10月3日のため、2~4日が祝日で連休になるわけです。が!
しかし!!今年は土日とかぶってしまって結局休むのは金曜日1日だけでした・・・
こないだも話したように、韓国の場合は祝日が週末とかぶっても振り替えができないため、今年は大変短い추석(チュソク)になっちゃいました。(・ー・;)

まぁ、そういう残念なことはさておいて!
추석(チュソク)といえばなにより송편 (ソンピョン)です!!





















↑これが추석(チュソク)の代表的な食べ物송편 (ソンピョン)です。
うるち米の粉を水で練ったものを皮にして小豆、栗、ナツメなどを中に入れてギョウザみたいに包みます。それを松葉を敷いた蒸し器に入れて蒸せばとても香ばしい송편 (ソンピョン)ができあがります。食感はモチモチしてるんですけど、弾力があって団子の方に近い感じです。

 これは추석(チュソク)には欠かせないもので14日の夜に家族が集まって月を見ながら송편(ソンピョン)を作ります。そして訳はわかりませんが、송편(ソンピョン)をきれいな形で作られる女性はカワイイ赤ちゃんを産むという俗説もあります。(うちの母はかなりきれいに作れるのでやっぱりこの話は根拠のない迷信に違いないです-_-)

 추석(チュソク)の時期になると田畑は五穀が実り鮮やかな黄金色となるのですが、この収穫されたての新米、お酒、果物などをご先祖にお供えする차례 (茶礼、チャレ)とういうご法事を추석(チュソク)当日の朝に家族親戚一同が集まって行います。
<↓차례 (チャレ)の様子>














 宗教的なものというより、民族伝統の儀式です。
ご先祖に秋の収穫を感謝し、またこれからの家族の無事や安寧をお願いする行事です。차례 (チャレ)の後はお供え物を下げ、それを家族みんなでいただきます。これを福を食すと書いて「飲福(음복、ウムボク)」といいます。先祖と同じものを家族で分かち合って食べることで、福を授かり一家の絆が深まるとされています。
そしてこれが終わったらお墓参りに行ったり親戚回りに行ったりして추석(チュソク)をすごします。

 韓国には昔から「多からず、少なからずいつも추석(チュソク)のようであれ」という言葉があります。万物が実を実り気候もこよなく良い、足りないのは何一つない1年で最も豊かな추석(チュソク)のようにいつも豊かで楽しく暖かく過ごしたいという希望がこもった言葉です。

 何もかも溢れている추석(チュソク)、この日の満月を見ながら願い事をすればお月様が願いを叶えてくれるらしいです。
そんなもん迷信って知っていながらも満月をみたら私はついつい願い事しちゃいます(^‐^;) 今年の願い事は叶うのかな~★ 


2009年10月1日

開天節(개천절、ケチョンジョル)

10月3日は開天節(ケチョンジョル)、大韓民国の天が開かれた日です。日本でいえば建国記念日ですね。それで、今日は韓国の建国神話、「檀君神話(タングンシンファ)」をすこたま略して紹介いたします!


 昔むか~し、天帝の桓因(ファンイン)の息子、桓雄(ファンウン)は地球に降りたがっていました。それで、父の許しを得て地上に降りてきて世の中を治め始めたのですが、ある日、桓雄のところに虎と熊がやってきて「人間にしてください」とお願いをしました。桓雄は虎と熊に百日間洞窟の中で日を浴びずにヨモギとニンニクだけを食べれば人間になれると言いました。これを聞いた虎と熊は早速洞窟に入りましたが、虎は我慢できず数日で逃げ出して、熊はよくこらえて21日目で熊女(ウンニョ)という人間に変わりました。

 人間になった熊女(ウンニョ)は今度は「子どもが産みたい」ということでまた桓雄のところに尋ねてきました。桓雄は不憫に思い、熊女をめとって二人の間で子供が生まれました。それが檀君(タングン)です。檀君(タングン)は紀元前2333年(日本の縄文時代にあたります)に韓半島に国を建て、それが韓国の始まりとなるのです。


要すれば、天帝の息子と熊だった女の子の間で生まれた檀君(タングン)が 韓国を建てたという話です。そうです!韓国の先祖は神様と熊になるのです。ありえないですね^^; 
 檀君(タングン)は韓国人みんなに「檀君(タングン)ハラボジ(할아버지、おじいさん)」と呼ばれるほど親しい存在で韓国では「有史以来」といった表現を「檀君以来(タングンイレ)」という言葉でもよく使います。

 
 


















<<;檀君(タングン)おじいちゃんです^^>>

 檀君の建国理念は「弘益人間」(홍익인간、ホンイク・インガン)ということで、「世に広く益をもたらす人間」という意味です。人のため、世の中のためにがんばることが自分にも益をもたらすという深い意味を持っています。

ということで!10月3日は韓国の祝日です。
といっても今年は残念なことに土曜日と重なっちゃいましたね(・‐・;)
韓国は祝日が週末とかぶっても振替で休むという法律がないのでこれで大事な休み1日がぶっ飛んじゃいました。 
それに今年は秋夕(チュソク、旧暦の8月15日)も重なっちゃい、さらに悲劇なのです。秋夕(チュソク)はまた改めて詳しく説明しますが、韓国のお盆みたいなものです。3日間公式的な休みとなるのですが、今年は土日とちょうど重なる大惨事になっちゃいました(; ゚ ロ゚)
シルバーウィークゆっくり休んだ私は今年日本にいてよかったな~と思うところです('-'*)