2009年10月1日

開天節(개천절、ケチョンジョル)

10月3日は開天節(ケチョンジョル)、大韓民国の天が開かれた日です。日本でいえば建国記念日ですね。それで、今日は韓国の建国神話、「檀君神話(タングンシンファ)」をすこたま略して紹介いたします!


 昔むか~し、天帝の桓因(ファンイン)の息子、桓雄(ファンウン)は地球に降りたがっていました。それで、父の許しを得て地上に降りてきて世の中を治め始めたのですが、ある日、桓雄のところに虎と熊がやってきて「人間にしてください」とお願いをしました。桓雄は虎と熊に百日間洞窟の中で日を浴びずにヨモギとニンニクだけを食べれば人間になれると言いました。これを聞いた虎と熊は早速洞窟に入りましたが、虎は我慢できず数日で逃げ出して、熊はよくこらえて21日目で熊女(ウンニョ)という人間に変わりました。

 人間になった熊女(ウンニョ)は今度は「子どもが産みたい」ということでまた桓雄のところに尋ねてきました。桓雄は不憫に思い、熊女をめとって二人の間で子供が生まれました。それが檀君(タングン)です。檀君(タングン)は紀元前2333年(日本の縄文時代にあたります)に韓半島に国を建て、それが韓国の始まりとなるのです。


要すれば、天帝の息子と熊だった女の子の間で生まれた檀君(タングン)が 韓国を建てたという話です。そうです!韓国の先祖は神様と熊になるのです。ありえないですね^^; 
 檀君(タングン)は韓国人みんなに「檀君(タングン)ハラボジ(할아버지、おじいさん)」と呼ばれるほど親しい存在で韓国では「有史以来」といった表現を「檀君以来(タングンイレ)」という言葉でもよく使います。

 
 


















<<;檀君(タングン)おじいちゃんです^^>>

 檀君の建国理念は「弘益人間」(홍익인간、ホンイク・インガン)ということで、「世に広く益をもたらす人間」という意味です。人のため、世の中のためにがんばることが自分にも益をもたらすという深い意味を持っています。

ということで!10月3日は韓国の祝日です。
といっても今年は残念なことに土曜日と重なっちゃいましたね(・‐・;)
韓国は祝日が週末とかぶっても振替で休むという法律がないのでこれで大事な休み1日がぶっ飛んじゃいました。 
それに今年は秋夕(チュソク、旧暦の8月15日)も重なっちゃい、さらに悲劇なのです。秋夕(チュソク)はまた改めて詳しく説明しますが、韓国のお盆みたいなものです。3日間公式的な休みとなるのですが、今年は土日とちょうど重なる大惨事になっちゃいました(; ゚ ロ゚)
シルバーウィークゆっくり休んだ私は今年日本にいてよかったな~と思うところです('-'*) 


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